イノベーションの風に吹かれて

外資系ITエンジニアの筆者が日々感じたことや将来のことなど書き連ねます。

「シン・ゴジラ」と「Poke Go」

ブロックチェーンって言うと、ビットコインで胡散臭い とか
フィンテックって言うと、スマホでインバンでしょ とか
IoTっていうと、センサーつけときゃいいでしょ とか
Industrie4.0っていうと、かんばん方式のオープン化でしょ とか
クラウドっていうと、仮想化で安いんでしょ とか
AIっていうと、どっかのボットが暴言吐いた とか
モノとサービスっていうと、すぐにiTunes とか
DevOpsっていうと、普通にAgileの話はじめる とか
マイクロサービスっていうと、APIの話しないでSOA とか
コンテナっていうと、今のWindowsサーバー移行する とか

やめて

こういうのデジャブって言うんだよね。「ああ、これ前見たことある」とか「これって、+++だよね」とかわかったこと言って本質を理解しないで足を止めちゃう。

シン・ゴジラ」と「Poke Go」ってそういうデジャブを好奇心で押し切れたかどうかって言う意味で感性の感度を試されたんだよな。

 

「またゴジラかよ」まあ、定期的に発生する懐古趣味のリバイバルだと思いましたね。同じ時期に日本に逆上陸したポケゴーの鮮やかさの前ではなんともドンくさい印象でした。それにしてもポケゴーは鮮やかでしたね。海外のポケモンファンを魅了してゲームと運用の品質上げて、ついでに株価も上げたりして、ゲームに興味のない人たちまで巻き込んだところで上陸。モバイルゲームなんてしたことないし、ゲーム自体だって何十年ぶりかって私だけど、まぁやるよね。そんなポケゴーに夢中になっている間に、ゴジラ‥「なんか違うぞ、凄っ‥エヴァ?」なんていろんな噂が、森林火災が下草を燃やして広がるみたいに拡散してくるんです。こういうのってなんだか中学生の時の噂みたいで面白かったですね、隣の中学でも噂になってんだってよ、なんていう感じ。社会人になると周りは会社の関係者と家族しか居ないなんて寂しい中年も、SNSでたくさんのお友達がいて価値観とかちがってても一個のコミュニティだなんてすごい。で、シン・ゴジラのほうは依然としてテレビコマーシャルも情報番組の告知も全然ない。聞くと最近には珍しくTV局やおもちゃ屋さんのからんだ制作委員会はなくて東宝さん一本で作ったらしい。邪魔されたくないんだってさ、よーしその心意気、買った!見ましたよ、シン・ゴジラ、それも二回、二回目なんてIMAXだぜ、映画館で見るのなんて十何年ぶりか。特撮ヲタ、ミリヲタ鉄ヲタ、アニメヲタ、建機ヲタ、みんな満足の出来でしたね。国家公務員って会議ヲタなんじゃね、とか冗談で思いましたよ。
という訳で(どんな訳だよ?)、今年の夏の話題をさらったのは台風以外ではポケゴーとシン・ゴジラ。どちらもなんだか古いコンテンツなんだけど、いたずらに新規性を浪費しなくてもやっぱり面白い時には面白い。寅さんやこち亀なんて何十年も同じことやってたけど、けっこー面白かったんだぜ。だから、こういう既視感のあるものが出てきた時に「あ、これは前にみたことあるやつ」って片付けてしまわないで、なにか面白いんだったら飛び込んでみて自分でやってみて、溢れてる情報から自分で感覚をつかむのがいいんだよな、なんて思いました。情報に対するセンスっていうか、これはちゃんと自分でやってみなきゃ、っていうセンサーを大事にしようと思った次第でした。

最後にポケゴー 「歩き出すその一歩目が歩きスマホ(字余り)」 ってことでご安全に。

おわり