イノベーションの風に吹かれて

外資系ITエンジニアの筆者が日々感じたことや将来のことなど書き連ねます。

田舎に住みますか、都会に住みますか

都会に住みますか、田舎に住みますか

あるプロジェクトの意思決定において。「クラウドへの移行を費用視点で詳細に分析した結果、今までのサーバーと同じ性能容量を確保する場合、クラウドに移行するよりも中古機を買って運用した方が安いので、クラウドへの移行は致しません。」と言われ反論する気が無くなった。新しい取組みに反対する人はいつもコストでしか反論しない、本心はやりたくないから規定通り工夫もなくコストを積んでるだけなのに。新しいテクノロジーがもたらしてくれる価値の増分には目を向けず、これまでと同じことを安くできることしか考えないという姿勢を崩さない。進歩が止まる瞬間だ。

こういうのって移動の基本が公共交通機関の都会に住むか、一時間に数本のバスも運行できないような中古の軽自動車だらけの田舎に住むかの判断だ。都会に住むのは共有のサービスが充実していて、自分で持ってなくてもサービスを買うことで便利な生活をしたいからだ。単位距離あたりの移動コストの比較じゃない、ライフスタイルの問題だ。ダウンタウンに出かけて飲んで電車で帰りたいから都会に住むんだよ、田舎にしか住んだことの無い人にはわからないよ。ICカードでさっと電車に乗り、利便性のためにみんなでコストを負担して電車やバスをシェアする。それに大規模な工場の引き込み線でもない限り電車に乗りたいからって言って電車作る人も居ないでしょ。

もういい加減にコスト比較しかできない能力の人にIT投資判断させるのやめよう。